中学受験に向いている子ほど将来が心配なワケ 親は「何をするか」より「何をしないか」に重点を

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「いもいも」の授業風景
井本陽久さんが主宰する「いもいも」の授業風景(画像:『子どもが自ら考えだす 引き算の子育て』)
「宮本算数教室」の宮本哲也さんと「思考力教室いもいも」の井本陽久さんという、教育界きってのカリスマ2人が、保護者の悩みにずばっと回答した。子育てで大切なのは、「何をするか」よりも「何をしないか」だと口をそろえる2人の共著書『子どもが自ら考えだす 引き算の子育て』の考え方をお届けする。

中学受験に向いていない?

【保護者からの相談】
中学受験を見据えて家庭学習を始めていますが、勉強そのものはそれほど好きではなさそう。受験には向いていない子なのかもしれないと考え中。

おおた 「受験に向いてる子」ってよく言いますけど、日本の受験システムに向いているのは、要は自分の頭で考えず、与えられたままガシガシできちゃう子ですよね。その与えられたものに本当に意味があるのかみたいなことは考えない思考停止能力が求められる。

井本 それは本当にいえると思う。

宮本 それが通用するのは大学入試までで、次に何すればいいのかわからなくなりますよね。

おおた でも大企業に入ると、そのままもうしばらくはいけちゃうんですよ。上司に言われたことだけやって。僕はフリーランスだから、いろんな会社のひとと仕事しますけど、大きな出版社とか新聞社のひとほど「これ、なんで?」と聞くと、「上司に言われただけなんでわかりません」って答えますよ。それも僕より年上のひとが言うんですよ。

同じような会社によくいるのが、叱られるまで動かないひと。せっかく原稿を早めに渡しているのに放っておかれて、忙しいんだろうなと思ってこっちも優しく構えているといつまでたっても動かない。「どうなってんの?」と確認しても動かない。僕のことを優しいひとだと思っているから。「いい加減にしなさいよ!」ってちょっと厳しい口調で伝えると「はい!」ってすぐ動く。たぶん子どものころ、叱られて勉強をする、叱られるまで勉強しないというパターンを身につけてしまったひとたちなんだろうなと思って見てます。

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