ユーロ安でも値下げせず、強気な輸入車が絶好調


そこには自信がみなぎる。アウディジャパンの大喜多寛社長は「国産車はあまりにもエコと軽に振りすぎ。楽しさが感じられない車が増えている。輸入車はそこを失っていない」と胸を張る。

年が明けても欧州車の勢いは継続している。全国のベンツ正規販売店が1月に開催した二日間のフェアでは前年比約3割増となる317件の受注を獲得した。「例年、年末に販売が伸び1月は落ちる傾向にあるが販売店の熱気はすごい」(上野金太郎メルセデス・ベンツ日本副社長)。VW日本法人のゲラシモス・ドリザス社長も「12年の輸入車販売は10%増の22万台程度になる」と鼻息は荒い。

ただ、今年は震災の影響が一服し、エコカー減税、補助金などの効果で国産車も上向くのは必至。トヨタ自動車は1月25日、今年の国内販売を前年比36%増の163万台とし、昨年末に策定した計画を上方修正した。欧州車の真価が問われるのはこれからだ。

(又吉龍吾 撮影:鈴木紳平 =週刊東洋経済2012年2月4日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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