ユーロ安でも値下げせず、強気な輸入車が絶好調

輸入車が絶好調だ。2011年の外国車メーカーの輸入車登録台数は前年比13・1%増の20万5857台と4年ぶりに20万台の大台を突破。震災の影響などで全体の登録車台数が16・7%減と大きく落ち込む中、国産車からシェアを奪っている。

特に存在感が増しているのがドイツの高級車アウディだ。昨年は25・6%増の2万1166台と過去最高を更新した。主力車種のラインナップ充実や300万円以下で購入できるエントリーモデル「A1」が牽引し、日本で人気が高い2大ブランド「ベンツ」「BMW」に肩を並べる勢いだ。

そのベンツとBMWもそれぞれ7・4%増、5・5%増と安定感は抜群。輸入車として12年連続で首位を守ったドイツのフォルクスワーゲン(VW)も8・4%増の5万0635台と伸長。新規顧客のうち約5割は国産車からの乗り換えだ。

欧州の輸入車メーカー各社は、歴史的な円高でも車両本体価格を値下げしない強気な姿勢を貫いている。輸入車の決済が円建てであることに加え、買う時期によって顧客に不公平感を与えたくない、中古車価格への影響を避けたいとの思惑があるからだ。消費者には、低金利ローンや無償修理などアフターサービスの充実で還元を図った。

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