高級住宅街が…写真が語るロス火災の凄まじさ カリフォルニアを襲った乾燥した強風の恐怖
この火災により、ラ・カニャーダ・フリントリッジ、アルカディア、アルタデナ、パサデナ、モンロビアなど、多くの住宅が山の麓に建つ郊外地域では、3万2000人以上が避難を余儀なくされている。
さらに北の方では、ロサンゼルスのダウンタウンから北西に約25マイル離れたサンフェルナンド・バレーで、500エーカーに拡大したハースト火災が発生していた。サンフェルナンド・バレー自体は人口密集地だが、シルマー地区はかつてオリーブ園で知られ、現在は牧草地となっている。
100年以上の歴史を持つ寺院も損傷
焼失した家屋の数は?
8日に当局が発表したところによると、パリセーズ火災により1000棟以上の家屋が焼失し、さらに1万5000棟が危険にさらされている。また、1966年以来ペット用品や贈答品を販売していたマリブ・フィードビンや、多くの有名人の母校であり、「モダン・ファミリー 」を含む多くのテレビ番組の撮影場所でもあるパリセーズ・チャーター・ハイスクールなど、地元で親しまれているいくつかの施設も焼失した。
イートン火災では約100軒の家屋が焼失したと当局が発表した。炎は100年以上の歴史を持つパサディナ・ユダヤ教寺院の少なくとも一部を著しく損傷させた。
ハーストの火災による被害はまだ不明である。
死者は出たのか?
イートン火災では5人が死亡したと消防当局は発表している。パリセーズ火災による死者は報告されていないが、避難すべき時に避難しなかった人々の間で「多数の重大な負傷者」が出ていると、ロサンゼルス郡の消防署長であるアンソニー・C・マローンは語っている。