デスクワークの効率を爆上げ「小型キーボード」 PCを買い替えても文字入力の感覚が変わらない

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キーを底まで押し込まなくても文字入力ができる。慣れてくるとキーの押し込み時の重さが気にならなくなり、頭で考えた文章やコードが指を伝わり、瞬時にパソコンの画面に表示されるような感覚にもなってくる。底突きしなくてよいため、手が痛くならないというメリットもある。

もともとは、銀行をはじめとした金融機関などでのデータ入力キーボード用として開発された技術。着実な入力ができる操作性と信頼性、1億回以上の打鍵テストをパスした高い耐久性を持っている。その質実剛健な作りが個人用キーボードとしても求められ、REALFORCEシリーズというブランド名で多くのモデルを送り出してきた。

RC1 KeyboardはREALFORCEシリーズのなかで、コンパクトカテゴリーに位置するキーボードだ。多くのキーが凝縮したレイアウトだが、カーソルキーを含め操作はしやすい。近年、海外を中心に従来の70パーセントサイズという意味を込めて70 keyboardと呼ばれる小型高級キーボードが流行しつつあるが、そのトレンドに近づいた配列になっている。ファンクションキーを含めたレイアウトとして、合理的なのだろう。

薄くてもしっかりとした打鍵感

今までに紹介してきた2つのキーボードは、ある意味ではクラシックなスタイルだ。80年代から連なるパソコン用キーボードのように、背の高いキートップで深いキーストロークを実現している。このタイプのキートップをスタンダードプロファイルと呼ぶ。

この、スタンダードプロファイルと呼ばれるタイプのキーボードは使いにくい、というユーザーも多い。ノートパソコンの薄いキーボードに慣れ親しんできた人々だ。キートップもフラットのほうがいいという声もある。その需要に合わせて開発された小型高級キーボードの1つが、Lofreeの「Flow Lite 84」だ。

Flow Lite 84
背の高いキーボードだと手首が疲れる、というユーザーに好評なLofree「Flow Lite 84」直販価格1万7600円(筆者撮影)
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