まず指摘すべきなのは、この国の「過去」との連続性である。よく知られているように、韓国は朝鮮半島南半に位置する分断国家であり、相対する北朝鮮からの脅威下につねに置かれている。
1950年に勃発した朝鮮戦争は、それから74年を経た今日においても依然「休戦状態」であり、これはこの国がいつ起こるかもしれない緊急事態に備える事を必要とさせた。だからこそ、韓国の大統領には戒厳令宣布を中心とする比較的大きな緊急措置権が与えられている。
「緊急措置権」の存在
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