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トランプ2.0、中国過剰生産… 混沌の2025年を占う 広がる保護主義の波、地政学リスクも高まる

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分断・多極化が進む世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは――。

『2025大予測』特集バナー

特集「2025大予測|世界 情勢・経済」の他の記事を読む

分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。
【配信予定】
12月22日(日)

トランプ2.0、中国過剰生産…混沌の2025年を占う(本記事)
高官候補の顔ぶれから占う「トランプ2.0」の行方
シリア政権崩壊で状況一変、終わらない中東危機
ウクライナ戦争が朝鮮半島に混乱を招きかねない
対米貿易摩擦は必至、中国低迷は2025年も続くか
12月23日(月)
ドイツ経済の停滞を長引かせる「複合要因」の正体
台頭する「グローバルサウス」に日本が取るべき策
生成AI発の電力争奪戦に世界はどう立ち向かうか
<無料>「トランプ2.0」は吉か凶か、2025年の経済を読む
原油は?メタルは?2025年の資源相場はこうなる

あの男が戻ってくる──。2025年の世界を展望するうえで、最大の不確実要因になるのは第2次トランプ政権だ。

2024年11月5日に行われたアメリカ大統領選挙では、トランプ氏がホワイトハウスを奪還したほか、議会選挙においても共和党が上下両院の過半数を確保し「トリプルレッド(共和党の3冠)」が実現した。

追加関税や移民規制の強化、減税などを選挙公約として掲げるトランプ氏は、1月20日の大統領就任後、自らの権限で実施可能なものから矢継ぎ早に手を打っていくだろう。

アメリカの保護主義的な通商・移民政策は世界での貿易紛争を拡大させる。外交面でもアメリカファースト主義が定着することで、ウクライナ・中東をはじめ国際秩序が不安定化するおそれがある。

リベラルエリートの誤算

もっとも、トランプ再選は不可逆な流れだったのかもしれない。

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