
インド最大の商業都市・ムンバイの海岸沿いにあるスラム街(写真:PIXTA)
分断・多極化する世界で、新しい視界を開くことができるか。日本が向かうべき道とは──。本特集では、株式・マネーから日本の政治経済、世界情勢、産業・企業動向、そしてスポーツ・エンタメまで。2025年の注目テーマを徹底解説する。
グローバルサウスにはっきりとした定義はないが、インドや南アフリカ共和国、ブラジル、サウジアラビア、インドネシアなどの新興・開発途上国を指す。人口が多く豊富な資源を持ち、長期的な高成長が見込まれている。日本企業は、この市場と自社の成長をどう結び付けるべきか。
これまでは、米中対立など国際情勢の地政学的変化を背景に西側諸国と、中ロなどの陣営との狭間でグローバルサウス諸国は中立的な立場を取ってきた。そのため、両陣営にとってこれら諸国をどう取り込むかが、国家的な戦略目標ともなっているのが現実だ。
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら