「普通でいい」30代彼女が望むお相手の"非現実味" 婚活が苦戦する理由が自分にある事を知らない

✎ 1〜 ✎ 202 ✎ 203 ✎ 204 ✎ 205
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

婚活をうまくいかせるためには、時間や行動力を出し惜しみしてはいけない。

自分ルールで進めるのではなく、相手を受け入れる気持ちを持って、相手のリクエストには合わせる気持ちを持つことが大切だ。また、この言動を取ることで、相手が自分のことをどう思うか、その想像力を持つことも忘れてはいけない。

過去を引きずりながらの婚活

しんいち(47歳、仮名)は、4年前に離婚をしたバツイチだ。

過去の結婚生活は、7年間だった。なぜ離婚になったかといえば、5つ年下の元妻が、会社の同僚と不倫をしたから。しんいちと元妻の間には子どもがいなかったのだが、元妻が不倫相手の子を妊娠した。そして、「別れてほしい」と切り出された。

この話を、入会面談で話してくれたのだが、裏切られた悔しさをまだ引きずっているようだった。「別れてやりましたけど、黙って引き下がりたくなかったので、その男の直属上司にすべてをぶちまけて、白日の下にさらしてやりましたよ」。

その結果、不倫相手の男性も元妻も、その会社にはいづらくなり、2人そろって辞めたようだった。

筆者は、「過去にとらわれていても、幸せになれませんから、新しい出会いをどんどんして、上書きをしていきましょう」とアドバイスした。

そこからいくつかお見合いをしのだが、断りの理由を出すときに、何度か別れた元妻の話が出てきた。「今日の女性は、笑い方があの元妻に似ていて、嫌でした」「明るい人だったけれど、ああいうタイプは不倫する気がします」。

見合いした女性と元妻を比較していた。思いが断ち切れていないのはありありだった。

過去は変えることはできない。ただ過去というのは、現在の自分が幸せか否かで、見方を変えることができる。

独身のままでいたら、元妻への恨みつらみは消えないだろう。しかし、新しい相手と出会い、幸せになったら、「あの離婚があったから、今の幸せがある」と思えるようになる。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事