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頭の良さが「角度を求める問題」で鍛えられるわけ あらゆる場面で使える「思考の基本」が試される

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どうでしょうか? 情報を整理して「情報1〜3」をつくり、それを組み合わせて「情報4〜6」をつくっていくのがこの問題の本質だったわけです。こうしてみると、計算の問題とか図形の問題とかというよりも、情報整理の問題に近いですよね。

このように、難しいと思える問題も、情報を組み合わせていくことで解けるわけです。そしてこの過程こそが、思考力を鍛えてくれているのではないかと思うのです。

あらゆる場面に使える「頭の使い方」のキホン

「2つの情報をもとに新しい情報をつくり、それを繰り返す」というのは、数学以外でも、どんな思考でも同じことです。

例えば、「花子は大学1年生だ」とみなさんが聞いて、「花子はお酒が飲めるかどうか」を推測できますか?

情報1:花子は大学1年生

情報2:日本の高校卒業は18歳であり、多くの人がそのまま大学に行く
情報3(←情報1+情報2):花子は18歳である可能性が高い

情報4:日本では20歳でお酒が飲めるようになる
情報5(←情報3+情報4):花子はまだお酒が飲めない可能性が高い

このように先ほどの角度の問題と同じように考えると、「花子は大学1年生」という情報から、「ってことは、花子はまだお酒が飲めない可能性が高いんだね」と推測することができるわけです。やっていることは先ほどの角度の問題と本当に同じですよね。

こんな感じで、情報を積み重ねて新しい情報をつくっていくというのは、思考の基本になる行為なのです。逆に言えば、算数を勉強しておかないと基本的な思考が困難になってしまい、「察しが悪い人」として扱われてしまうかもしれないのです。

角度を求める問題を解くのは、角度を求めるためだけにやっているのではなく、「思考訓練の一環」だとも言えるわけです。そう考えると、図形の勉強も意味があったんだな、と感じませんか?

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