「追い込まれてから本気出す人」のおそろしい顛末 当たり前になっている人は"落とし穴"にはまりやすい
ドーピングの脅威
皆さんは、ドーピングという言葉をご存じだろうか?
言葉の詳しい意味をわかっていない人でも、スポーツの経験や、オリンピックなどを通して、耳にしたことはあるのではないだろうか。
ドーピングとは「スポーツにおいて禁止されている物質や方法によって競技能力を高め、意図的に自分だけが優位に立ち、勝利を得ようとする行為」のこと。
要は、自分が勝つために、禁止されている薬物を使用したり、他の競技者と比較してフェアではない活動をしたりすることだ。スポーツマンシップに反する行為のため、禁止しているスポーツ団体、組織がほとんどだ。
しかし、ドーピングが嫌われ、禁止されている理由はこれだけではない。
ドーピングの脅威は、ドーピングをした本人側にも及ぶ。
ドーピングには、筋肉増強や疲労感低減、競争心向上などの効果が得られるというメリットがある一方で、心血管疾患などの発症、ホルモンバランスの乱れ、また判断力低下などの副作用を引き起こすデメリットがある。
そう、ドーピングを行うと一時的に能力が向上する代わりに、身体へ高い負荷がかかるのだ。