納豆がパックではなく小鉢に移し替えられて、小ネギが散らされています。このひと手間を438円でかけられるしくみが、私にはわからない。白ごはんの量もしっかりあるし、ソーセージは大きいわ、きちんとソテーしてあって軽く焦げ色もついていて粗挽きでプリプリだわ、なんとも隙がない和朝食です。
目玉焼きはエッグリングに入れて焼いているのかまんまるで、こだわりを感じさせる焼き上がり。実は調理時間を短縮するためなのか、店によっては冷凍の目玉焼きを使用しているチェーン店もあるのですが、だからこそ店内調理だと嬉しくなります。黄身は半熟、底がカリッとしていて、ただの目玉焼きなんですが、ちょっとだけいつもよりおいしく感じました。
ジョイフルのオペレーションは魔法のよう
筆者が訪れたのは、東京の隣県にある国道沿い、敷地の半分以上が駐車場になっている平屋建ての店舗です。日曜朝9時に入店すると、80席ほどの客席の20席ほどが埋まっていました。ほぼ同時に数組の家族連れも入店しました。
パッと見た感じホールスタッフは2人しかいないのに、注文のタイミングが重なったにもかかわらず、出てくるまでに極端に時間がかかることもなく、5分やそこらでシュッとしたビジュアルの朝食が出てきました。
安い価格設定の皺寄せは、たいてい従業員にいくものなので、てんてこまいになって提供が滞るのではと予想していたのですが、さにあらず。退店するまでの1時間ほどの間に、7割ほどのテーブルが埋まり、40人ほどが着席している状態でしたが、最後までオーダーは滞ることなく、ホールスタッフは次々とテーブルに食事を運び、退店したテーブルに残った食器もあっという間に下げられていきます。
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