元ニート実業家が考える、成功する「発想法」

経営者も無一文も体験して見えてきた

僕は会社を辞めて外に出てから、さまざまな人に出会いました。どうやって食べているのかわからないような人たちにも、本当にたくさん出会いました。

そうした知り合いの考え方や資質、違いを理解したうえで、プロジェクトに入ってもらうこともあります(ただし、一緒にいる人に儲けてもらう、自分の取り分は最後でいい、ということは心掛けています)。相手のことをつかんでいれば、できることはたくさんあります。

「つながり」というと聞こえはいいですが、人脈の本質は名刺の量ではありませんよね。常に相手に貢献しようという気持ちが大事なのだと思います。

「稼げないもの」を「稼げるもの」に変えるコツ

信頼はこのように重要ですが、もちろんそれだけで稼ぐことはできません。よくあるのが、自信のある事業なのに、なかなか稼ぐことができないということ。しかし、稼げないものを稼げるものにするコツはあります。

たとえば、僕がいま携わっている劇団経営。一般的に儲からないと言われますが、方法さえわかれば、ちょっとしたことで利益を上げることもできるのです。

演劇というと、皆さん思い浮かべるのは、劇団四季とか宝塚など大きな劇団ではないかと思いますが、日本には小さな劇団が300団体くらいあります。しかし、大体が閉鎖的で「好きな人だけが見に行く」ものになっています。そこで、僕はこんなことを行ないました。

① 市場(売る場所)を決める
ここで演劇を「好きな人だけが見に行く」ものと位置づけるのか、カップルで行く「デート市場」のものと位置づけてマーケティングをしていくのかで、お客さんは大分違ってくるはずです。
「好きな人だけが見に行く」ものだったら集客は従来止まりでしょう。しかし、「デート市場」と位置づければ、映画館や遊園地などを考えれば、一気にお客さんを増やすこともできます。
② 価格を変える、販売できるものを作る
さらに、関連するグッズを販売したり、途中休憩の中で物販を行なうことを考えました。また、全席同じ金額にするのではなくプレミアムシートをつくって前列を1万円にしたりすれば、利益は大分変わってきます。
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