オバマ再選と米金融危機、有効な規制を復活させ、危機の主犯は刑務所へ

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失業率が非常に高く、有権者が大いに動揺していることから、オバマにもはや支持は集まらないと考えるのが一見当然だ。だが、世論調査によれば、有権者たちはオバマを見限っておらず、いまだに彼の言うことに耳を傾けようとしている。

オバマの最大の問題は、任務遂行に足る十分な強さを備えているか、有権者が疑問を抱いていることだ。再選を果たすには、彼は単なる頭の切れる調停役ではないことを有権者に示さなければならない。銀行を相手に、十分に手ごわい戦いぶりを発揮し、住宅危機の解決に道をつけ、米国経済を回復軌道に乗せねばならない。

(週刊東洋経済特約・ニューヨーク駐在:ピーター・エニス =週刊東洋経済2011年12月10日号)

※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
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