三菱「アウトランダー」は別物に進化を遂げた

大幅改良で何が変わったのか

すでに新しい仕様で2月から海外の一部地域で販売が始まっているのだが、そちらでも「非常に好評」であり、筆者も走ってみてまず感じたのがCVT(無段変速機)のフィーリングの良さだ。

今回、新世代のCVTを採用するとともに、それに合わせてエンジンの制御を大幅に見直したとのことで、加速の仕方が従来と大きく変わっている。開発関係者によると、なにかといわれることの多いCVTの悪癖の払拭を図ったとのことで、まずエンジン回転が上がって加速があとからついてくる、いわゆるラバーバンドフィールが出ないようにしたという。

また、踏み込んだときに、あたかも素早くキックダウンするかのようにするとともに、アクセル開度に対するスロットルの開度を、やや立て気味にしてレスポンスがよくなるようにした。ドライブすると、実際そのとおりで、リニアなドライブフィールがとても心地よい。

実装燃費は大きく向上すると予測

燃費についても、JC08モード燃費では、2WD車で0.8km/L向上の16.0km/L、4WD車が0.2km/L向上の14.6km/Lとなっており、それほど大きな上がり幅でないように見えるかもしれないが、このリニアな走り味なら、実走燃費はもっと大きく向上するのではないかと思う。

さらにはPHEV同様、静粛性の高さにも驚かされた。開発者によると、実はいちばん力を入れたとのことで、全方位、実に30箇所以上に手を入れている。その内容はさまざまで、開発の中でひとつひとつつぶしていった結果、エンジンノイズ、ロードノイズ、風切り音、こもり系の振動など、すべて抑えることができた。これによる静粛性の向上は相当なものだ。

シャシーの改良もマイナーチェンジとしてはかなり力が入っている。ガソリン車についてはリアのショックアブソーバーの容量を大きなものに換えるとともに、コイルスプリングやスタビライザーなども含め全体的に見直した。

次ページ改良の成果をドライブして即座に直感できる
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