日本未発売、ホンダ「シティ・ハッチバック」の実力 1980年代に一斉風靡したホットハッチ再来か?

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フィット e HEV RSのスタイリング
フィット e HEV RSのスタイリング(写真:本田技研工業)

日本国内モデルに目を向けてみると、同じ5ドアハッチバックのフィットは、1.5L直列4気筒エンジンを搭載し、ガソリンエンジン車で118PS/6600rpm、ハイブリッドのe:HEVで106PS/6000~6400rpm(エンジン出力)+123PS/3500~8000rpm(モーター出力)を発生。ボディサイズは、全長3995~4095mm×全幅1695~1725mm×全高1515~1570mmで、ホイールベースは2530mmとなる。

シビック e:HEV RSのスタイリング
シビック e:HEV RSのスタイリング(写真:本田技研工業)

また、「シビック」の国内モデルもガソリンエンジン車とハイブリッドのe:HEVを設定。ガソリンエンジン車は、1.5L直列4気筒エンジンを搭載し、最高出力は182PS/6000rpmを発生。ハイブリッド車のe:HEVは、2.0L直列4気筒+モーターの組み合わせで、エンジン最高出力は141PS/6000rpmで、モーター最高出力は184PS/5000~6000rpmとなっている。ボディサイズは、全長4550mm×全幅1800mm×全高1415mmで、ホイールベースは2735mmだ。

フィット以上、シビック以下のサイズ感

このようにタイ仕様のシティは、フィットやシビックよりもダウンサイジングした1.0L直列3気筒VTECターボエンジン、もしくは1.5L直列4気筒ハイブリッドのe:HEVのパワートレインを搭載。4気筒エンジンを搭載するフィットやシビックに対して、シティのガソリンエンジン車は3気筒エンジンという点が大きく異なる。

また、ボディサイズは、フィットに対して全長・全幅ともに大きく、全高は低く抑えられているので、よりロー&ワイドなスタイルが強調される。シティはセダンから派生してハッチバックを展開しているので、どちらかといえばシビックにも近い寸法だ。

シティ・ハッチバックRSのリアビュー
シティ・ハッチバックRSのリアビュー(写真:三木宏章)

ここまではシティの概要、日本国内モデルとの比較を行ってきたが、次からは実際にタイで試乗した「シティ・ハッチバック」ついて詳しく紹介していく。今回、試乗車として借りたのは、シティ・ハッチバックの中でもスポーツグレードに位置するRSグレードのガソリンエンジン車だ。ちなみにシティは、セダン/ハッチバックともにCVTの設定のみで、マニュアルミッションの設定はない。

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