ギリシャ、与党の反緊縮派が新党結成へ 9月の総選挙は不可避の情勢

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 8月21日、ギリシャの与党、急進左派連合(SYRIZA)から緊縮財政に反対する25議員が離党し、新党を結成する。写真は会談するチプラス首相(左)とパブロプロス大統領(2015年 ロイター/Alkis Konstantinidis)

[アテネ 21日 ロイター] - ギリシャの与党、急進左派連合(SYRIZA)から緊縮財政に反対する25議員が離党し、新党を結成する。チプラス首相が勢力強化を狙った総選挙実施に向け辞任したことから、最大野党である保守系の新民主主義党(ND)に対してパブロプロス大統領は組閣を要請した。

NDのメイマラキス党首も総選挙回避へ全力を尽くす意向を示したが、現在の情勢から来月にも総選挙が実施されるのは確実とみられている。

議会の副議長によると、新党の名称は国民連合を意味する「Popular Unity」で、政府の方針を支持しなかったためチプラス首相に解任されたラファザニス元エネルギー相が党首となる。

新党は中道のポタミや極右の黄金の夜明け党を上回り、ギリシャ議会(定数300)で第3位の勢力となる。

ただ、SYRIZAは149議席を有しており依然優位を保っている。

76議席を有するNDが野党と連立を組む可能性はほぼゼロで、3日以内に組閣できなければ次に大きな政党に組閣が要請される。新党の幹部は、NDの次の勢力として組閣要請を求める意向を示した。

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