味坊「800円モーニング」にふと申し訳なくなる朝 コスパ良好…どころか、良すぎて経営が心配に?

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お漬物は八角やクミンなど、中華料理ならではのスパイスやピリ辛の味付けで、ソーセージも日本の皮がプリプリ中は肉汁ジュワーではない、みっしりと肉のうま味が詰まった噛めば噛むほどうま味が溢れるタイプのやつ。

小皿にこれでもかと載せられた、加工肉3品。日本とは一味違った香辛料が食欲をそそる(筆者撮影)

サラダは、キャベツ、きゅうり、にんじんというお馴染みのお野菜トリオながら、ごま油と鷹の爪で味付けされ、中華風の浅漬けといった趣きです。さまざまなおかずや調味料と組み合わせて、味の足し算を満喫しました。

点心も手抜きなし、本格的な味わい

個人経営の町中華で点心を注文すると「あれ?もしかして冷凍食品使ってるよね?」ということがあります。小さなお店の場合は、餃子はともかく焼売や肉まんまでは手がまわらないよというのも、いたしかたないところ。「もちろんおいしいんだけど、味が画一的でちょっぴり残念だなぁ」と思うこともしばしば。

具沢山の肉焼売。しいたけも入って香りよく(筆者撮影)

実は「味坊」は点心までぬかりなし。「点心まで具沢山でおいしくてすごいけど、お店で作っているのかしら?」と調べたところ、自社工場「味坊工場」で餃子や焼売から、麺、調味料にいたるまで製造することで、日本にいながら中国東北地方の味を提供していました。

えび蒸し餃子は中身ぎっしり。小エビというには大きめサイズのエビがまるごと入っていました(筆者撮影)
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