経産省主導で始まった製油所閉鎖のドミノ
規制数値の達成期限は13年度中で、実現できない場合は行政処分が課される。出光は徳山閉鎖で達成にメドがつき、今秋に川崎の扇町製油所を閉鎖した昭和シェル石油も基準をクリアした。残るJX日鉱日石エネルギー、東燃ゼネラル石油、コスモ石油の3社は、具体的な対応策を検討中だ。
中でも東燃ゼネラルとコスモは能力削減率のハードルが高く、一部製油所の閉鎖に踏み切る可能性が大きい。これまで元売り各社は雇用などの痛みを伴う製油所閉鎖に消極的だったが、今後は製油所の統廃合が加速しそうだ。
[+画面クリックで詳細チャートを表示 <会員登録(無料)が必要です>]
(本誌:渡辺清治 =週刊東洋経済2011年11月19日号)
※記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
ビジネスの人気記事