「iPad Air2」が扱いやすくなるケースの秘密 純正カバーとのマッチングがすごい

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iPad Air 2向けのケースも、iPhone向けのメッシュケースと同様、Appleロゴを強調するようメッシュのサイズが調整されたデザインが採用されているが、iPhone向けの製品との加工には違いがあった。

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しなやかで弾力がある素材。硬すぎず、柔らかすぎず、ちょうどいい硬さだ

iPhone 6 PlusもiPad Air 2も、背面は同じ平面になっているが、iPhone向けでは端末の中央に向かってケースの厚みを持たせていた。iPad向けでは逆に中央に向かって薄くし、両端に厚みを持たせる加工をしている。

いずれも、デバイスを握りやすくするためで、デバイスのサイズの違いから最適な厚みの変化の付け方を変えるこだわりと、そのこだわりを実現する日本での加工は健在だった。

エラストマーという素材は、Apple Watch Sportのバンドが「フルオロエラストマー」を採用したことから知名度が上がってきた。しなやかで弾力があるこの素材は、プラスティック系のケースのように硬くなく、シリコンのように柔らかすぎてへたったりしない、ちょうどよさがある。

繰り返し着脱をしても、無理な力をかけずにすんなりとなじませることができ、しかし変形したり劣化したりしない。そのため長持ちさせることができるというわけだ。この点も、長く使うiPadにとって、ケースの買い換えを頻繁に行わずに済むメリットといえるだろう。

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スマートカバーの磁石をキャッチ。一体化しているようなマッチングを見せてくれる

また、この製品はアップル純正のスマートカバーの磁石を強力にキャッチするスチールが採用されている。そのため、純正のカバーを使いたいけれどケースも使いたい場合、一体化しているかのようなマッチングを見せてくれる。

そのため、カバーと一体型になっているようにも見えるが、別売りである点は留意の上で。

iPadを扱いやすくするスマートなケース

iPad向けのAndmeshは、iPadそのものを守りつつ、スタイリッシュな印象を与えてくれるファッションケースといえる。背面は縁に向かって厚みを持たせて握りやすさを確保し、スマートカバーも強力な磁力を生かしてしっかりと固定してくれる。

サードパーティ製のケースながら、iPhone同様、iPadを実際に使う人をよく考えたケースといえるだろう。今後も、日本だけでなく海外からの需要も強力になることが考えられる。大きくブランド名やロゴを入れなかったクールさは、製品の品質と特徴に自信がある現れだろう。

松村 太郎 ジャーナリスト

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まつむら たろう / Taro Matsumura

1980年生まれ。慶應義塾大学政策・メディア研究科卒。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。著書に『LinkedInスタートブック』(日経BP)、『スマートフォン新時代』(NTT出版)、監訳に『「ソーシャルラーニング」入門』(日経BP)など。

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