今日の台湾では、蔣介石や国民党による一党支配体制の復活を求める声はほぼ聞かれず、あったとしてもまず支持されることはない。しかし、国民党自体は立法院(国会)の第一党の座を占めるなど、いまだに一定の影響力を保持している。そのため、蔣介石に対する再評価は、民進党政権にとって繊細な扱いを要する問題であり続けている。
日本でも評価が難しい蔣介石
蔣介石に対する評価が微妙な政治争点となるのは、決して台湾内部においてだけではない。実は日本社会にとっても、蔣介石評価の問題は、また別の意味で複雑である。
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