コンテンツや純正オプションにおカネを落とさない中国人、本体の海賊版は減少傾向だが…

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 Wiiの人気ゲームタイトル「Wii Fit」は、iPhone同様に、劣化版のニセモノが出るほど中国でも話題の製品だ。Wii FitはWii本体と海賊版だけでは利用できない。購入時に付属するバランスWiiボードという板状のコントローラーに乗ることで初めて遊べるようになる。

iPhone同様に世界のトレンドに敏感な中国人は正規版のWii Fitを買ったかというとこれもまたノーだ。なんと中国で作られたバランスWiiボードの互換品が中国のゲームショップで安価で売られている。この非純正のバランスWiiボードと海賊版Wii Fitで遊ぶのだ。


■ゲームショップ。海賊版が使えるよう改造された本体
や海賊版ゲームが売られる。本物は売られていない


 バランスWiiボードの話が出たので、もう少しハードウエア的な純正品の現状を紹介すれば、まず中国人が所有するデジカメのケース、こちらも「SONY」などの文字が書かれ、一見本物っぽく見えるがニセモノだ。ハイテク製品に対しては本物を購入しようとするが、ケースなどは安いそっくりなデッドコピーを購入することをいとわない。

プリンタはインクが売れてこそビジネスが成り立つが、中国では購入される本体こそ本物だがインクやトナーは非純正品ばかり。しかも単なるインクにとどまらず、タンクのインクが不足したら勝手に供給する機械が売られている。

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