日本「五輪で覇者」のスケボー、街から排除の明暗 「危ない」と禁止せず、まちづくりに生かすには
ただ現在スポーツ施設は全国的に減少傾向にあり、環境確保のためには今後空間の「シェアリング」も必要になってくると言われている。
昨年度末には三重県四日市市で、歩行空間や広場などのオープンスペースを活用し、身体活動を促す社会実験が行われており、スケートパークをスケートボード以外にも使ってみようという試みも実施された。これは将来的にオープンスペースでのスケートボードとの共存の可能性を探るという意味でも、非常に興味深い。
また東京大学も三菱地所らと共に「ストリートカルチャーの導入による新たなまちづくり ー大丸有地区を事例にー」と題して、ストリートスケートと街の関係性に関する研究を行い、協力スケーターを募集している。
まだまだ時間はかかるだろうが、日本でも少しずつスモールスタートでイノベーションを起こそうとする動きが出始めてきた。これからの日本における「スケートボードと街の関係性」がどうなっていくのかを、しっかり見届けていきたい。
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