マネーフォワードとOlive統合で個人金融が変わる 家計管理と決済の一元化で個人金融体験を刷新

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個人事業主向けのサービスでは両社の親和性は高い
個人事業主向けのサービスでは両社の親和性は高い(筆者撮影)

春に対面して夏開始というスピード感

三井住友カードによるマネーフォワードへの出資は、およそ3ヵ月という短い期間で決断されたそうだ。マネーフォワードの辻社長によると、今年(2024年)の春に三井住友カードの大西社長と話す機会があり、両社のビジョンの方向性が一致したことから、急ピッチで検討が進められたという。

マネーフォワードにとって、三井住友カードの出資を受け入れることは「創業から12年間で最も大きな意思決定」(辻社長)だった。これまでマネーフォワードは金融機関から独立した立場で家計簿アプリを提供してきたが、サービスを発展させるには、金融機関との深い連携が不可欠と判断したようだ。

三井住友カードにとっても、急成長するマネーフォワードとの提携は、Oliveの進化に向けた大きな一手となる。Oliveではグループ内外の金融機関と連携するオープン志向のサービスとなっている。同社の大西社長は「マネーフォワードのお客様目線のサービス作りや、オープンな姿勢に共感した」と話す。

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