「会議に出ないと減給」…上司の命令は絶対?

労働弁護士は「従業員の義務」をどう考える

上司の命令には必ず従わなければいけない?(写真:xiangtao / PIXTA)

「会議には出てください。あなたの時間は『会社の時間』ですから」。

東京都内のIT企業でエンジニアとして働くMさんは、毎週火曜日にある定例会議に出席せず、自分の仕事をしていたところ、ある日上司から「会議に出席しないと、減給する」と告げられた。

Mさんはアメリカのニューヨークで生まれ育ち、自由な価値観を持っている。「日本の企業は、無意味で無駄な会議が多すぎる」と常々考えているMさんにとって、定例会議は自分が出席する意味のない会議で、その時間を自分の業務にあてたほうが、会社に貢献できると思っているそうだ。

無意味な会議でも出席しなければいけない?

当記事は弁護士ドットコムニュース(運営:弁護士ドットコム)の提供記事です

上司に注意されてからは、しぶしぶ出席するようにしたそうだが、まったく無意味に思える会議でも、必ず出席しないといけないのだろうか。

また、会社は、会議に欠席したことを理由に、減給処分にすることができるのだろうか。労働問題に詳しい大山弘通弁護士に聞いた。

「Mさんは会議に出席すべきです。また、会議に出席しないことが続けば、減給処分を受けてもやむを得ないです」

大山弁護士はきっぱりと述べる。

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