ご飯の中央をくぼませて、割り入れると濃いオレンジが際立ちます。お醤油をポタリとたらし、ほかほかの白米にたっぷりからませ、れんげですくってぱくり。臭みがなく濃厚な黄身がとろり、弾力に富んだ白身がつるりの、食感も楽しい極上のたまごかけご飯を、朝から食べられる幸せったらありません。
関西のうどんをどこでも味わえる喜び
うどんは、ほかの牛丼チェーンでは取り扱いがないメニューです。みそ汁に100円プラスで小うどんに変更できるのは、「なか卯」ならでは。今回は温かいうどんを注文しましたが、冷たいうどんも選べるので、暑い日は冷うどんもオススメです。
具材には、天かすとねぎ、青のりの練り込まれたかまぼこが入っています。「なか卯」のうどんは京風とのことで、うどんの麺は細めです。スープは、こんぶだしの効いた関西風の優しい仕上がり。なんとお店で毎日だしを引いているそう。
「丸亀製麺」を筆頭に、さぬきうどん系のうどんチェーンが隆盛を極める現在においては、関西以外で関西風のうどんを食べられるお店は貴重です。あっさりしたスープと、柔らかめの食感のうどんは、ガッツリというよりはサラッと食べやすく、食欲のない朝にもペロッといけそうです。
そしてサイドの鶏小鉢。公式に説明はないものの、親子丼の具材を小鉢にアレンジしたものだと思われます。1年ほど前から朝食での取り扱いがはじまりました。
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