発売当初は具材と割り下がそのまま入っていて、「そのまま食べるにはちょっと辛すぎるな」という印象があったのですが、最近はそのままでもおいしく食べられるように進化しています。
鶏肉はもも部分を使用。ぷりぷりと弾力があるのに、しっとりとして、前歯で噛み切れるほど柔らかです。こうやって卵と鶏肉を別々に食べてみると「なか卯の親子丼に使っている具材は、どちらもそれぞれにおいしいんだな」と改めて気付かされます。
たまごかけご飯に鶏小鉢で生親子丼
生卵とうどんと鶏小鉢。他の牛丼チェーンでは食べられない、「なか卯」ならではのメニューを組み合わせた「なか卯らしさあふれる朝食」を、さらに組み合わせをアレンジして楽しみました。
たまごかけご飯に鶏小鉢を味変(あじへん)として投入すると、あっという間に生親子丼に早変わり。卵とじとは違ったまろやかさがあり、これはこれでとってもおいしい。
残りの鶏は汁ごと小うどんにインすると、鶏だしの効いた甘辛いスープに大変身。「なか卯のうどんだしは薄味すぎてものたりないなぁ」という人にもぴったりです。
テーブルには、紅生姜、七味というおなじみの調味料のほかに、山椒が並んでいます。七味と比べると高価なスパイスのため、ケチな筆者は「なか卯」ではここぞとばかりに山椒を使ってしまいがち。
鶏小鉢やうどんにふりかけると、独特の風味と香りが漂い、食欲は増進し味わいには深みが増します。鼻に抜ける刺激と、舌に残るピリリと痺れるような辛味は、七味とはまた違った魅力があります。
この日同席した連れ合いにも、ワンコインで好きな朝メニューを注文してもらったところ、銀鮭納豆朝食定食セットを選びました。こちらも税込490円です。
まるで旅館の朝ご飯のような、「焼き魚と納豆、みそ汁で朝ごはんが食べたい」というときにはぴったりです。銀鮭は柔らかくふっくらとして塩気は控えめ。香ばしいというよりはしっとりした質感です。
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