モバゲーvsグリー 世界に誇るソーシャルゲーム2強のガチンコ実力比較


 対して、グリーは当時、自社タイトルが好調だったためオープン化には慎重で、ディー・エヌ・エーがオープン化によってゲーム会社を引きつけ始めたことに危機感を抱き、遅れてオープン化に舵を切った経緯がある。

しかし、その後の展開は、「怪盗ロワイヤル」など強い内製タイトルを持ったディー・エヌ・エーは相対的に外部メーカーに対する支援が薄くなり、反面、遅れてオープン化したグリーは外部メーカーにアピールするために支援が厚くなった。その結果、当初の意図とはそれぞれ逆に、モバゲーは自社タイトル中心型に、グリーは他社タイトル中心型のゲーム構成になった。
 
 もっとも、両者とも、自社・他社のタイトルがバランスよく収益に貢献する構造を目指している。自社タイトルに依存しすぎるとヒット作の有無で収益がブレるし、他社タイトルに依存しすぎると収益性が落ちるからだ。

ディー・エヌ・エーはバンダイナムコゲームスとの合弁会社にマイナー出資するなど、他社タイトルの充実に一段と力を入れ始めている。かつては比較的「強気」と評されることが多かったディー・エヌ・エーの外部ゲームメーカーに対する姿勢だが、最近は「サポートの態勢が以前よりよくなった」との声も聞かれるようになった。
 
 対するグリーは、自社タイトル「探険ドリランド」でテレビコマーシャルを集中投下するなど、収益性に優れる自社タイトルの底上げに力を入れている。
 
 ソーシャルゲーム・プラットフォームとしてはほぼ互角、収益性ではディー・エヌ・エーがリードする両者のガチンコ勝負。争いはまだまだヒートアップしそうだ。


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(丸山 尚文 =東洋経済オンライン)

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