ギリシャ懸念、日本株の今後の注目点は何か 6日の日経平均は427円安、2万0112円に

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内藤証券の投資調査部長・田部井美彦氏は、南欧諸国の国債利回りや欧州首脳の発言、対応策などが今後の注目点とする一方、不安定な上海株が日本経済に及ぼす悪影響も懸念材料となると指摘。国内小売各社の3─5月期決算発表が相次ぐなか、「インバウンド需要の先行きなどを気にした動きになれば、マインドの悪化につながる可能性もある」との見方を示している。

TOPIXも1.92%安と大幅に下落し、取引時間中としては5月18日以来の安値を付けた。業種別の下落率上位には保険やその他金融、銀行株などが並び、金融セクターがきつい下げとなった。

個別銘柄では東芝<6502.T>が軟調。不適切会計問題で過去の営業利益の減額修正が1000億円超に拡大する可能性があることが分かったと報じられ、嫌気された。東ソー<4042.T>も大幅安。3日、公募増資などで最大約351億円を調達すると発表した。1株利益の希薄化や需給悪化などが懸念された。

東証1部騰落数は、値上がり118銘柄に対し、値下がりが1725銘柄、変わらずが44銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      20112.12 -427.67

寄り付き    20200.15

安値/高値   20012.23─20310.72

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1620.36 -31.73

寄り付き     1626.79

安値/高値    1614.8─1634.57

 

東証出来高(万株) 241772

東証売買代金(億円) 25314.18

 

(長田善行)

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