「夫婦でほめタイム」で家族の精神が安定する
「ほめる子育て」はよく聞きますが、「夫婦ふたりのときに子どもをほめる」というのは私は初めて聞いたやり方で、興味深いと感じました。
親は、子どものこととなると、不安になったり心配になったりしがちなものです。でも、そんな不安はいったん脇に置いて、子どものいいところをみつけだし、それを言語化していく。そういうことをパートナーと一緒にできたとしたら、夫婦の精神は安定しますし、それはひいては子どもの精神安定につながると思うのです。不登校や受験期など、ネガティブな部分ばかり見てしまいがちなときは特に有効だろうと感じました。
ところで、ヤスコさんは高校時代にアメリカに1年間留学したことがあるそうです。その留学時代のホストマザーが、ご本人の息子さんたちもヤスコさんのこともほめまくる人だったそう。ほめてくれるうえに、できなかったことを報告してもポジティブな言葉を返してくれる。
たとえば、まだ英語が下手でビクビクと暮らしていたヤスコさんに「ここまでできてるんだから、絶対にできるようになるよ!」「友達も必ずできるよ!」と常に前向き。それまでの人生であまりほめられ慣れていなかったヤスコさんは最初こそ違和感があったり、素直に受け入れられなかったそうですが、だんだんと慣れるうちに「ほめられるっていいな」と思えるようになったそうです。
自分が親にあまりほめられなかったこと、ホストマザーにほめられまくってうれしかったこと。そんな経験が、このほめタイムにつながっているのかもしれません。
さて、次回は、このご夫婦の家事育児分担について紹介します。子育ての連携については息があってそうなおふたりですが、家事育児分担については、もめるときもあるようなのです。
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