着実に進む人民元の国際化

オフショア市場が活況に
香港での人民元建て債券発行は規制が緩和され、香港の銀行として09年6月にHSBC、10年8月にはマクドナルドが外資系企業初の起債を行い、11年3月には日本企業として初めてオリックスが起債した。世界銀行やアジア開発銀行なども債券を発行している。
香港で人民元口座を開設した場合は資金決済を自由に行うことができ、モノやサービスの裏付けがなくても構わないので、取引が拡大している。「シンガポールやロンドンは人民元のオフショア市場に名乗りを上げている」(国際通貨研究所・植田氏)。東京市場も日本と中国との関係を考えれば名乗りを上げてもよいのではないか。
(週刊東洋経済)
Photo:Yongxinge Creative Commons BY-SA
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