そう、羽生はゆるキャラの聖地だ。コロナ禍の一時期を除いて2010年から毎年開催されており、2023年秋の第12回世界キャラクターさみっとでは、国内外から155体のゆるキャラが集まったとか。なかなかのビッグイベントといっていい。

羽生駅の自由通路には、羽生で生まれたゆるキャラが(撮影:鼠入昌史)
羽生市のターミナルである羽生駅でも、橋上駅舎の自由通路にはそうした旨の一角があって、ゆるキャラの聖地であることを教えてくれる。毎年秋のキャラクターさみっとは、羽生の町にとっての一大イベントなのだろう。
車両の輸送の拠点
そんな羽生の町も、普段の姿はごく普通の住宅地。藍染めが名産品で、自由通路ではゆるキャラと並んでこちらのアピールにも余念がない。また、羽生駅には秩父鉄道も乗り入れている。車両の検査などで東武東上線の車両が輸送されてくるときには、この駅で秩父鉄道から伊勢崎線に引き渡されるのだとか。

羽生駅自由通路から北を見る。右手が東武伊勢崎線。左手が秩父鉄道の線路だ(撮影:鼠入昌史)

羽生駅東口の広場。小さなロータリーの脇には、カラオケ店や居酒屋の入った商業ビルも(筆者撮影)
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