会議をしたがるリーダーが"独断的"といえる訳 部下たちの時間を奪わない分、会議しないほうがマシ?

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「リーダーは孤独」という言葉の中には、リーダーは一人で責任を負わなくてはいけない、というニュアンスも入っています。それは本来のリーダーのあり方かもしれません。ただ、一人で責任を負うのは精神的に負担が大きいものです。

そこで部下と話をして、精神的負担を緩和しようとします。このようにして、精神的負担の緩和を試みるのが、独断的だが独裁になりきれないリーダーですが、それでもいったんことが起これば、避けられずに責任を負うこともあるでしょう。

部下のやる気が低下していく

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あるいは、責任を負うようなことがとくに起こらなくとも、日々の組織の運営に、バイアスから来るさまざまな問題がひそんでいれば、それは徐々に組織をむしばんでいくかもしれません。それは、部下のやる気が低下したり、定着率が下がったり、会議で発言しなくなったりといった形で表れてきます。だからこそ、リーダーにはバイアス対策が必要なのです。

バイアスを完全に消し去ることはできません。しかし、バイアスの効果を知り、対策を取っておけば、いざというとき傷を浅くすることも可能です。問題が徐々に大きくなりつつあるときに、途中で気づくことも可能になるでしょう。

また普段の事業において、リーダーは重大な決断の連続です。バイアスに囚われた選択をしたことで、重大なピンチに陥らないようにしなくてはなりません。

藤田 政博 関西大学社会学部心理学専攻教授

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ふじた まさひろ / Masahiro Fujita

関西大学社会学部心理学専攻教授。東京大学法学部卒業、大学院法学政治学研究科博士課程修了。 専門は、社会心理学・法と心理学、法社会学。研究では、社会心理学を司法の問題に応用する研究をおこなっている。研究の傍ら自らの日常でも、心理学と経済学における意思決定研究を活用し、研究や職業上、業務上の意思決定をおこなってきた。その経験を活かし、意思決定研究のエッセンスを一般に広めるための方法を調査し、MBAにおける意思決定講座のカリキュラムに行き当たる。以上を融合させ幅広いビジネスパーソンに科学的意思決定のスキルを広めている。

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