突然「ヤングケアラー」になった女子高生の現実 映画『猫と私と、もう1人のネコ』

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映画『猫と私と、もう1人のネコ』のワンシーン
映画『猫と私と、もう1人のネコ』監督:祝 大輔/脚本:阿久根知昭/出演:吉名莉瑠、一青 窈、津田寛治ほか/上演時間:99分/シアターセブン(大阪)ほか全国で随時公開(Ⓒ2024 「猫と私と、もう1人のネコ」製作委員会)

ヤングケアラーを題材にした本作は、厳しい現実を見せながら、優しい世界観で描く。本来大人が担うケア責任を引き受け、家事や家族の介護を行う主人公の女子高校生役を注目株の若手俳優である吉名莉瑠(よしなりる)が、その両親役を歌手の一青窈と名バイプレーヤーの津田寛治が演じる。

ヤングケアラーの現実と優しい社会を描く

冒頭、主人公の櫻は東京の美術大学へ進学することを考え始めた、ごく普通の女子高校生に見える。出版社で働く仕事熱心な母親と娘思いの優しい父親という不自由のない家庭環境にも映る。だが、実は複雑な家庭事情があり、それが引き金となって母子生活が始まり、追い打ちをかけるように母親が倒れる事態に陥る。歯車が狂ったことでヤングケアラーになってしまうのだ。

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