![映画『DOGMAN ドッグマン』のワンシーン](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/1140/img_1fc8ec515d92c5dfe3189ebc6783a451278770.jpg)
映画『DOGMAN ドッグマン』脚本・監督:リュック・ベッソン/出演:ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ、ジョージョー・T・ギッブス、クリストファー・デナム、クレーメンス・シックほか/上映時間:114分/3月8日(金)から全国公開中(©Shanna Besson2023 LBP–EuropaCorp TF1 Films Production All Rights Reserved.)
リュック・ベッソン監督の最新作は、近年の作品群の中でもダークでとがったアウトサイダーの人間ドラマだ。社会から救いの手を差し伸べられず、苦痛を受け止めて生きる主人公は、愛と癒やしをくれる唯一の存在である犬たちを心の糧にし、己の人生と向き合う。身の回りにどんなに小さくても愛があることの救いへの気づきは、名作『レオン』に近い。ファンにとっては、待ちに待った愛の物語になるだろう。
犬の愛に救われた壮絶な半生
「ドッグマン」と呼ばれる主人公は車いすのドラァグクイーン(女装のパフォーマー)。血まみれのドレス姿で警察に拘束され、留置場で精神科医と向き合い、自らの壮絶な半生を語り出す。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら