![映画『ミッシング』のワンシーン](https://tk.ismcdn.jp/mwimgs/3/0/1140/img_309dd58afa9090a45aa0c7bead5baf65312652.jpg)
映画『ミッシング』監督・脚本:吉田恵輔/出演:石原さとみ、中村倫也、青木崇高 ほか/上映時間:119分/5月17日(金)から全国公開(©2024「missing」Film Partners)
社会の歪みやねじれにメスを入れ、その渦中にある“人”を見つめてきた社会派の吉田恵輔監督が本作で取り上げたのは、幼女失踪事件。実際に起きた事件や事故に着想を得て、ある日突然愛(まな)娘がいなくなった両親の苦悩と2人を取り巻く社会を、まるで現実の出来事を映しているかのように、多面的かつ繊細にオリジナル脚本で描く。
母親の終わらぬ闘い
ドキュメンタリーのような肌触りの本作は、母親を直視できなくなるくらいのつらいシーンが多い。中でも強烈な印象を残すのが、娘が見つかったという知らせを受けて母親が警察署に駆けつけるシーン。
この記事は会員限定です。登録すると続きをお読み頂けます。
ログイン(会員の方はこちら)
無料会員登録
登録は簡単3ステップ
東洋経済のオリジナル記事1,000本以上が読み放題
おすすめ情報をメルマガでお届け
トピックボードAD
有料会員限定記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら