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列車で巡れる「おんせん県」大分ご当地鉄道事情 別府・由布院抱える沿線は観光列車のメッカ

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1つは、久大本線だ。久大本線も、福岡県と大分県を連絡する役割を果たしている。

久留米―大分間を結ぶ久大本線の沿線には日田や豊後森の機関車庫がいまも残る玖珠などの町がある。そしてなにより由布院温泉だ。博多―由布院・別府間を走る特急「ゆふいんの森」は、国鉄からJR九州に移ってまもない1989年にデビューした観光列車のパイオニアである。

久大本線をゆく特急「ゆふいんの森」。2024年4月からは新たな観光列車「かんぱち・いちろく」も加わる(撮影:鼠入昌史)

ディーゼル特急という事情もあって、博多―由布院間はざっと2時間20分。博多―大分間は3時間で電車特急「ソニック」よりも1時間余計にかかる計算だ。なのに、これがまたデビューから30年以上たってもなかなかの人気ぶり。由布院温泉の圧倒的な存在感と、気軽に乗れる観光列車という位置づけが、息の長い人気につながっているのだろうか。

なお、2024年4月からはここにもう1つ。「かんぱち・いちろく」という観光列車が加わるという。「ななつ星 in 九州」や「或る列車」も乗り入れる久大本線は、もはや観光列車のメッカになっている。由布院や別府、つまりは温泉の力、あなどるべからず、である。

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