ただし、「ディーン・アンド・デルーカ」のカフェを一度でも利用したことがある人なら、価格に不満を持つことはないはず。
なぜなら、安さとか、ボリュームとか、お得さを求めていないから。誰しもが、お値段がそこそこすることをわかった上で店を訪れているのです。
かく言う筆者も、自分がセット価格だと思っていたものが単品価格だと気づいた数秒後には、「ま、ここは『ディーン・アンド・デルーカ』だもんな」とすんなり納得していました。
実は本家は経営破綻しているディーン・アンド・デルーカ
もともと「ディーン・アンド・デルーカ」は、1970年代にニューヨークのソーホー地区で創業したアメリカ発祥のお店です。
2003年に日本1号店が丸の内に上陸したときには、「ニューヨークのセレブに人気のお店がやってきた!」と大騒ぎとなり、お店のロゴがプリントされたトートバッグは、流行に敏感な女性の間で大流行しました。
実は2020年には本家アメリカの「ディーン・アンド・デルーカ」は経営破綻し、全店閉店してしまいましたが、日本では株式会社ウェルカムがライセンスを獲得し、運営を続けています。
「株式会社ウェルカム? 知らないなぁ……」という方でも、雑貨店「TODAY'S SPECIAL(トゥデイズスペシャル)」や、インテリアショップ「HAY」などを運営している会社と言えば、ピンと来るかもしれません。
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