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「発酵」に対して世界で巨額マネーが動き出す理由 ビッグビジネスになりつつある発酵の分野

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実は、これまでも、アメリカではSAKEが造られていましたが、端的に言えば、日本資本による日本に親和性のあるコミュニティへの販売が主流でした。

しかし、2010年代以降になると、非日本人が非日本人を対象に、SAKEを製造し販売する流れが生まれました。これが、「北米酒造組合」の設立につながります。

彼らは非日本人を対象にしたマーケティングを行い、斬新なラベルデザインに、商品の設計についても、イノベーティブなSAKEを製造しています。

SAKEに限らず、他の日本の伝統的な発酵食品も、現地の人が、現地のコミュニティのために製造、販売する動きが出てきています。

フランス人による味噌メーカーも

例えば、「養老味噌」という味噌メーカーは、パリに拠点があり、パリに工場を持つ、フランス人による味噌メーカーです。彼らのWebサイトには「フランス産、麹と味噌の伝統製法」とキャッチフレーズが掲げられています。

『ビジネスエリートが知っている 教養としての発酵』(あさ出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

他にも、私の知る限りで、スイス、オランダ、イタリア、スペインなど、ほぼヨーロッパの大半の国で、現地の人が日本風の味噌や醤油を製造しています。まだ清酒SAKEのように大規模な資本レベルにはなっていませんが、近い将来、同じような動きになると予想しています。

このように、発酵は人類の未来に繋がるテクノロジーとしても、歴史や伝統を繋いでいく文化やガストロノミーの面からも世界中から注目されています。

その中で、日本が培ってきた発酵の技術と文化にも、改めて注目する必要があるといえるのではないでしょうか。

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