豚汁と並ぶ冬の新定番へ「牛すじ汁」超簡単レシピ 酒のあてやご飯のおかずにもしてもおいしい

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2時間経った状態がこちら。使用する牛すじ肉によっては脂が多すぎる場合があります。そのときは一度、煮汁を冷蔵庫で冷やせば脂が表面に固まるのでスプーンなどでかんたんにとりのぞけます。脂は風味でもあるので、その場合は少し残しておいたほうがいいでしょう。

とろとろの玉ねぎ
玉ねぎがとろとろになりました

みそとみりんで味を整えます。みその分量に幅を持たせているのは製品によって塩分量が違うこと、鍋の口径と火加減の違いで水分量に差がでるからです。

米味噌
米みそを使っています

青ネギか長ネギの小口切りをたっぷり添えます。時間はかかりますが牛すじは煮込んでおけばお好み焼きに入れてもいいですし、鍋やおでんにも応用が利きます。

出来上がった牛すじ汁
出来上がり

1時間30分〜2時間煮込むような料理は忙しい現代、あまり見かけなくなりました。しかし、煮込んでおけばそのあいだの時間は自由に使えるので、上手に献立に組み込むと食事の準備がかえって楽になる場合もあります。時間は有限、それゆえにその使い方が重要、といったところでしょうか。

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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