ほぼ誰もがやってしまっている「運動のNG」8つ 運動前のストレッチ、運動後にすぐ冷やす…
運動前のストレッチの気持ちよさが大好きだったとしても、長いこと筋肉を伸ばさないように、とゴールドマン氏は言う。
準備運動に最も効果的なものとしてダイナミック・ウォームアップ、つまり血流を良くし、筋肉にやさしく負荷をかける一連のアクティブなエクササイズを試してほしい。
ストレッチはそれとは別のときに行うように、というのがゴールドマン氏のアドバイスだ。「(ストレッチは)寝る前がいいでしょう。次に動くまでに筋肉を回復させる時間があるので」。
重いウェイト>軽いウェイトではない
■俗説2:筋トレには重いウェイトが必要
筋肉の成長を研究しているショーンフェルド氏は、これは誤りだと話す。比較的軽いウェイトを例えば30回持ち上げるのと、もっと重く感じられるウェイトを5~12回持ち上げるのとでは、筋肉と筋力をつける効果に差はないことが、今や多くの研究によって明らかになっている。どちらの方法を選ぶかは個人の好みの問題だ。
ただ、「バルクアップ」(筋肉の肥大)を恐れて重いウェイトを避けることはない、とメイヨークリニックでスポーツ医学を専門とするジェイコブ・セロン医師は言う。ポパイのような筋肉をつけるのには「実は大変な努力がいる。一般的な筋力トレーニングではあんなふうにはならない」。
■俗説3:ランニングは膝を痛める
ランニングが変形性関節症のリスクを高めるという考えは研究によって否定されており、むしろ走ることで変形性関節症から膝が守られる可能性も示されている。実際、体を動かさないことは、年齢や体重、遺伝的要因とともに、変形性関節症の発症・進行リスクを高める。