ダイハツ車が買えない今、何を買えばいいのか? 認証不正で考える「代わり」になる車種まとめ

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タフトの場合

ダイハツ タフト(写真:ダイハツ工業)
ダイハツ タフト(写真:ダイハツ工業)

タフトは、内外装をSUV風にデザインした軽自動車だ。全高は1630mmで、最低地上高も190mmと余裕がある。後席は荷室と割り切り、シートアレンジは単純だ。車内側に装着されたドアハンドルも、売れ筋グレードの前席はメッキされるが、後席は素材色のままだ。

タフトの代わりになる車種は、言わずと知れたスズキ「ハスラー」である。

スズキ ハスラー(写真:スズキ)
スズキ ハスラー(写真:スズキ)

外観は似ているが、後席にはスライド機能が備わり、足元空間を広げられる。背もたれを前に倒すと座面も連動して下がり、平らな荷室になるのも特徴だ。

ワゴンRスマイルと同様、これらのシートアレンジはすべて左右独立式だから、後席と荷室の使い勝手はタントやスペーシアに匹敵する。

ミライース/プレオプラス/ピクシスエポックの場合

ダイハツ ミライース(写真:ダイハツ工業)
ダイハツ ミライース(写真:ダイハツ工業)

「ミライース」は、低燃費と低価格に重点を置いた軽自動車で、2WDの車両重量は650~670kgと軽く、WLTCモード燃費は25km/Lだ。「プレオプラス」はスバル向け、「ピクシスエポック」はトヨタ向けのOEM姉妹車となる。

このクルマの代わりになる車種は、スズキ「アルト」だ。ノーマルエンジンのWLTCモード燃費は25.2km/Lで、マイルドハイブリッドは軽自動車で最良の27.7km/Lに達する。

スズキ アルト(写真:スズキ)
スズキ アルト(写真:スズキ)

現行ミライースの発売が2017年であるのに対し、アルトは2021年と設計が新しく、さまざまな機能でミライースを上まわる。燃費性能に加えて安全装備も充実しており、衝突被害軽減ブレーキのほかに、サイド&カーテンエアバッグも、もっとも価格が安い106万4800円の「A」を含めて全車に標準装着する。

コペン/コペンGRスポーツの場合

ダイハツ コペンセロ(写真:ダイハツ工業)
ダイハツ コペンセロ(写真:ダイハツ工業)

「コペン」は、ホンダ「S660」の生産が終わった今、軽自動車で唯一の2シータースポーツカーで、電動開閉式ハードトップを持つことが特徴だ。

コペンはダイハツブランドで販売されるが、シャシー剛性をアップするブレースや専用サスペンション、BBS製鍛造アルミホイールなどで走りを強化した「コペンGRスポーツ」は、トヨタのGRブランドとなる。

ライバル車は不在のため“代わり”となるクルマはないが、コンパクトで軽量な2シーターのオープンスポーツカーという点では、マツダ「ロードスター」が該当する。

マツダ ロードスター(写真:マツダ)
マツダ ロードスター(写真:マツダ)

ただし、コペンが188万8700円~(コペンGRスポーツは238万2200円~)であるのに対し、ロードスターは289万8500円からと、価格も開きがある。このように考えると、コペンは超絶的に買い得なオープンスポーツカーで、ほかのクルマでは代用できない唯一無二の存在だ。販売の再開を待っているユーザーも多い。

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