「それはよくないね。ケンカっていうのはね、相手だけがいけないんじゃなくて自分にも原因があるんだよ。だからまずこっちから謝らないといけないんだ」
叔父さんと姪御さんとの会話です。
姪御さんは何気なく、「友達とケンカをしているから部活の練習に行きづらい」と言っただけなのに、叔父さんに当たる方はいきなり姪御さんを「それはよくない」と否定し、「あなたが謝りなさい」と説教を始めています。
叔父さんからしたら、良かれと思ってアドバイスをしたのでしょうが、言われたほうは、そんな唐突に指導をされても受け入れられないものです。
こうしたケース、実は上司と部下、目上の人と目下の人との間でもありがちです。
聞かれていないのにアドバイスをすること自体もNGなのですが、アドバイスするにしても、やはり言い方は大事でしょう。
「自分はこう思うけど、どうかな?」というように、「上から目線」ではない言い方をすれば、受け入れられやすくなるはずです。
聞いてもないのに、すぐ自慢を始める人も…
「ふーん、俺は同期の中で一番出世が早いんだ。また近々昇進の話も出てるんだけど、あんまり自分だけ出世しても同期に嫉妬されて困るもんだよ」
こちらはいとこ同士の会話です。
「課長に昇進した」という投げかけに対して、「おめでとう」を言うでもなく、自分の自慢を始めています。
いとこ同士だから気を使わなくてもいいと考えているのかもしれませんが、どんなに近しい仲であっても礼儀は必要です。
また、自慢は身内であっても避けたほうがいいものです。
自慢をしたくなる気持ちもわかりますが、自慢をすることで得られるものは何もないのではないでしょうか。
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