上場企業役員ともなれば、役員報酬以外にも大きな収入源がある。自社などの保有株による配当収入だ。
それが複数年にわたって続けば合計どのくらいになるのか。そこで本稿では、役員報酬1億円超の上場企業役員の中で、「5年合計の『配当を含めた収入』が高い上場企業役員トップ300」をランキング形式でご紹介する。
データは、上場企業役員の最新人事データを収録している『役員四季報』の2020年版~2024年版のランキングに毎年継続して掲載された上場企業役員の中から、5年分を合計して算出している。
首位は5年総額で895億円の収入
上場会社でこの5年間に最も稼いだ経営者は、ソフトバンクグループの孫正義氏だ。孫氏の配当含む収入の5年総額は895億1100万円となった。その大部分は配当収入が占めている。
2位は、ユニクロやジーユーを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長だ。同じく配当収入が大部分で、合計575億0700万円となった。
3位は、戸建て住宅分譲のオープンハウスグループ社長である荒井正昭氏。総額は216億7800万円となった。
日本最大の時価総額を誇るトヨタ自動車の豊田章男会長は全体6位にランクイン。総額は89億3400万円となった。
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