カワサキ「メグロS1/W230」昭和レトロな姿に歓喜 ネオクラシックブーム本命の軽二輪がお披露目

拡大
縮小
「MEGURO」の車名ロゴが入ったタンク
「MEGURO」の車名ロゴが入ったタンク(筆者撮影)

そんなメグロS1の特徴は、元祖である250メグロSGを彷彿させるティアドロップ型の燃料タンクを採用していることだ。ブラック×クロームメッキのカラーや、両サイドに装備した「MEGURO」の車名ロゴも、オリジナルにかなり近い雰囲気を演出する。

メグロS1のマフラー
メグロS1のマフラー(筆者撮影)

また、水平に伸びるマフラーには、サイレンサー(消音器)部分が太く、先が細くなったキャプトンタイプを採用。ネオクラシックモデルでは定番の装備だ。ほかにも、前後ホイールにはスポークタイプ、アップライトなバーハンドル、カタカナの「メグロ」ロゴが入ったサイドカバーなどにより、全体的にレトロな雰囲気を演出している。

ディスクタイプとなったブレーキ
ディスクタイプとなったブレーキ(筆者撮影)

一方、前後ブレーキは、元祖がドラム式だったのに対し、新型はディスクタイプを装備することで、より安定した制動力を実現。シートは、もともとライダー側とタンデム側が分かれたセパレート式だったのを一体型に変更し、より乗員の自由度を向上させている。

ほかにも、丸目1灯のヘッドライトには、おそらくLEDタイプを採用していると思われる。エンジンの出力や価格なども含め、詳細は未発表だが、最新の装備により、レトロなスタイルながら、高い安全性や快適性、利便性などを併せ持っていることが予想できる。

往年の名車の雰囲気を色濃く残したW230

W230のリヤビュー
W230のリアビュー(筆者撮影)

W230にも、ティアドロップ型の燃料タンクや前後スポークホイール、丸目1灯ヘッドライトなどを採用。スチール製のフロントフェンダーなどもレトロ感が満点だ。メーターが2連タイプとなっている点もメグロS1と同様。前後ディスクブレーキなど、要所要所に最新の装備を持つことも同じだ。

「W」の文字が入ったタンク
「W」の文字が入ったタンク(筆者撮影)

ただし、全体的な雰囲気は、メグロS1とやや異なる。例えば、燃料タンクには、「W」のロゴを配しており、ブランドの違いをアピール。車体色には、ホワイトを基調にブラックの差し色を入れることで、スタイリッシュな雰囲気も醸し出す。こちらは、女性ライダーにも人気が出そうな色使いだ。

次ページ気になる国内導入の時期や価格などは?
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT