旧ジャニーズ、福田新社長就任で何が変わるのか エージェント契約はタレントに救いとなるのか?
「SMILE―UP.(スマイルアップ)」(旧ジャニーズ事務所)は、タレントのマネジメントなどを担う新会社の名称を「STARTO ENTERTAINMENT(スタートエンターテインメント)」とし、社長に福田淳氏が就任した。
当初、新会社の社長にはタレント出身の東山紀之氏が就任するとされていたが、コンサルティング会社・スピーディの社長である福田氏が就任。スピーディ社は女優・のんとエージェント契約しており、同社の社長である福田氏はこれまで日本のメディアや芸能界の閉鎖的な体質を批判。旧ジャニーズ事務所についても否定的だった。
保守本流の芸能事務所である、旧ジャニーズが社長として招聘することには、筆者としても驚きを禁じ得なかった。
福田氏就任により、新会社はうまく立ち上がっていくのだろうか? さらに、日本の芸能界に一石を投じることになるのだろうか?
エージェント契約とマネジメント契約の違い
旧ジャニーズ事務所の新会社は、エージェント契約を導入すると発表している。なお、日本の芸能事務所の大半は、タレントとマネジメント契約を結んでいる。
10月2日の記者会見では、旧ジャニーズ事務所は「若手タレントなどは新会社に所属することもできる」と補足している。これはマネジメント契約のことを示している。12月8日のSMILE-UP社の発表において、新会社のタレントとの契約方式として、エージェント契約とマネジメント契約の両方が併記されており、2つの契約方式が併存する形になりそうだ。
どちらの契約方式が主体になるかはわからないが、いち早く日本でエージェント契約を実践している福田氏が新会社の社長に就任すれば、エージェント契約が本格的に導入されることが予想される。
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