日本の株式市場は不安定な動きになってきた。日経平均株価は9月15日に終値ベースで直近高値となる3万3533円をつけた後、下落する日が多くなり、10月27日終値3万0991円まで8%近く下落した。
しかし、日本では4000社近くが上場しており、このような状況下でも個別でみれば逆行高を演じる会社もある。そこで本稿では9月15日終値と10月27日終値を比較して株価上昇率が大きい順にトップ300社をランキングした(一部社名は略称で表記)。
RIZAP株が動き出した
首位はIT営業支援、PC導入等の受託・派遣が柱のギグワークス。作詞家・音楽プロデューサーの秋元康氏が、同社の子会社である日本直販の総合プロデューサーに就任すると9月11日に発表したことが急騰のきっかけとなったようだ。株価は2倍超になっている。
4位のRIZAPグループは初心者向けのコンビニジム「chocoZAP」の好調が好感されている。先行投資負担もあり、会社は今2024年3月期の営業利益予想を45億円の赤字と発表済み。足元では利益確定売りもあり、乱高下が激しくなっている。