JR東日本、列車丸ごと「荷物新幹線」本格化へ始動 客を乗せない専用列車でその日のうちに輸送
6月の試みでは旅客がいたため大宮駅で荷物の積み卸しが行われた。しかし今回は運ぶのが荷物だけのため、新潟側、東京側とも駅ではなく車両センターで荷物の積み卸しが行われることとなった。駅ホームでの作業に比べ、スペースと時間を十分に確保できるという利点がある。
新潟新幹線車両センターを午前中に出発した列車は昼頃に東京新幹線車両センターに姿を見せた。7~10号車の計4両に荷物が搭載されているというが、外から見る車両の窓はブラインドが下ろされ、荷物が客室内でどのように積まれているかを見ることはできない。列車が到着するとスタッフたちが青果(茶豆)と生花(ひまわり)が入った箱を車内から次々と降ろし、台車に載せていった。
既存の機材を活用して輸送
一定数の箱を載せ終わると、スタッフは荷物をテープでぐるぐる巻きにした。積み重ねた荷物が運搬中に台車から崩れ落ちないようにするための処置だ。その後、スタッフはこの台車を押してデッキを移動し、さらに箱をフォークリフトに載せ替えて階下の荷さばき場へ運び、待ち構えていたトラックに積み込んでいった。
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