「ポケモンの進化」は"名前"でわかる意外な事実 ピィとグラードン、なぜグラードンのほうが強そう?

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川原:大きいほうがピィだと思う人は……いなさそうだね。おっきいのがピィだと、なんだかおかしいよね。でも、なんでわかるのかな?

せな:名前の文字数。

りゅうへい:ピィはなんかピィっぽい。グラードンは名前が強そう。

なつめ:ピィは「゜」が付いてて、グラードンは「゛」が付いてる。「゛」が付いてるほうがなんか強そう。

濁音って強い感じがしない?

川原:まず、なつめの意見から掘りさげよう。「グラードン」という名前に付いている濁点が関わっていそうだね。

今度は進化に着目してみよう。ポケモンって進化するんだよね。進化するポケモンの例を考えていきましょう。メッソンは何に進化するか知ってる?

── ジメレオン。

── 進化すると「゛​」が付く!

川原:カブルモは進化するとシュバルゴに、チョボマキはアギルダーになります。進化した後のシュバルゴとアギルダーには何が起こっている?

── 「゛」が付いてる!

── 「゛」が一個ずつ多くなってる!

せな:名前も進化している? 例えば、メッソン→ジメレオンの場合だったら、「゛」なしから「゛」が付くみたいに、文字も進化している。

そら:それにちょっと付け足しで、カブルモは一個しか「゛」が付いてないけど、進化するとシュバルゴで「゛」が2個付く。

川原:そうだね。濁点は増えたりもするんだね。それをまとめてみた表が次。

上は、進化前の名前には「゛」がないんだけど、進化後の名前には「゛」が入っている例。

下の例では、もともと「゛」は一個だったのが、進化後には2個になる。どうやら、進化すると名前に含まれる濁音の数が増えそうだね。

『なぜ、おかしの名前はパピプペポが多いのか? 言語学者、小学生の質問に本気で答える』
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