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英国を襲う「スタグフレーション危機」の実態 主要国で最悪のインフレ、住宅市場に火種も

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世界的にインフレが沈静化の方向に進む中、英国は主要国で唯一、依然として粘着的な高インフレに苦しめられている。

深刻なインフレは英国民の生活を直撃し、脱炭素政策への反発なども招いている。写真は英オックスフォード市の市場(写真:Bloomberg)

主要国の中で最もインフレがひどい国、それが英国だ。英国の2023年6月の消費者物価は前年比7.9%上昇と、最悪期だった2022年10月の同11.1%上昇に比べると伸びの鈍化が進んだ。しかしアメリカは2023年6月時点で前年比3.0%上昇まで、ユーロ圏は同5.5%上昇まで鈍化したことに比べると、英国のインフレは依然、深刻である。

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